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ただの雑談をしているとは言い難い、甘いようなむず痒いような、なんとも言えない空気になったところで
「なんか飲む？お茶か水になるけど」
菊池さんが立ち上がった。
「じゃあお水ください」
キッチンからペットボトルを持ってきてくれてまた私の隣に座る。
さっきより距離が近い所に座られたので、モゾモゾ彼と反対側に動いて距離をとった。
やっぱりこんな距離感になるならダイニングの椅子に座っとくべきだったと今頃後悔しても仕方ない。
「なんで離れんの」
私がモゾモゾ動いたことに気づいて追及してくる。
「近いと、困るじゃないですか」
「池田さんの言う、その困るってなに？」
自分の膝に頬杖をついて、隣から私の顔を見ているのを感じて、私は手元のペットボトルに視線を落とした。
「困るは、困る、ですよ…」
「なんで？緊張するから？ドキドキするから？」
「えっと…」
「またキスなんてされたら困るもんね？」
隣からサラサラと髪に触れてきて動けなくなった。
「なんで今日来たの？
俺の家に来たら困ることだらけだってわかってたでしょ？」
「それは…「池田さん」
横から手が伸びてきてほっぺに触れられそうになったので、それを止めるように彼の手を掴んだ。
「なんで…こう、手が出るんですか」
尋ねながら、ちょっと失礼な言葉選びだったなとは思ったが、彼は特に気にした様子なく
「かわいいから。触りたくなる」
などと言う。
いや、いやいや…
「それに俺のこと意識してもらうには多少強引に行かないと、池田さんまじで壁作って線引いて来るじゃん」
「だからって…しかも会社でもあんなことされたら、それこそ本当に困ります」
「わかった。会社では触らない。これでいい？」
「はい。そうしてもらえると助かります…
菊池さんのためにも変な噂が立つのはよくないですし」
彼が、わかった、とちゃんと理解を示してくれたので、私は掴んでいた手を離したのに、逆に私の方がその手を握られた。
「え？」
「会社じゃないなら、いーんでしょ？」
指を絡めるように握り直されて、もう本当にどうしようか。
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にこ(プロフ) - こうこさん» コメント気づかずすみません！私もリアル設定大好きです〜♡いいですよね♡楽しんでいただけたようで光栄です。こうこさんはお話の続きは書かないのですか？お話思いついたら別のお話でもいいので連載してほしいです🥹 (12月16日 21時) (
レス) id: aba4acfcad (このIDを非表示/違反報告)
こうこ(プロフ) - 私も少しだけ書いていますが、リアル設定大好きです♡とっても楽しくキュンキュンさせてもらいました♡またリアル設定お願いします♡ (11月29日 20時) (レス) @page37 id: 65539e8dba (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 葵さん» きゅんきゅんしたという感想はめっちゃ嬉しいです☺️書いてよかったなと思います。楽しんで頂けたようで安心しました！最後までお付き合い下さりありがとうございました♡ (10月13日 19時) (レス) @page37 id: d06ef4e68f (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 最後まで楽しませていただきました😆きゅんきゅんが凄かったです！本当に尊敬です🙏更新お疲れ様でした！！ (10月13日 16時) (レス) @page37 id: b646f7c03f (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - yukiさん» こちらこそお読みいただきありがとうございます🥺最後まで楽しんでいただけるよう頑張ります！コメントありがとうございました💕 (9月30日 12時) (レス) id: d06ef4e68f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ
| 作成日時：2023年9月24日 12時
