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A「この子達を説得してみたら?ソラウの言う事を理解するんじゃない?前にもそんな事があったじゃない、きっとソラウの言葉はこの子達にも通じるのよ。」
そうだった、とソラウはほっとした様だった。
そして、犬や猫達に向かって、
ソ「僕はこれから観覧車に乗るから、どいてくれるかい?」
と言った途端、動物達は寂しそうに鳴きながらも、
ソラウから離れていった。
ソ「不思議だな。妖界ではこんな事なかったのに。」
ふ「そもそも妖界には、犬や猫はいないしね。」
ソラウがぼやくと、ふうりが突っ込む。
そんな愉快なやりとりをしながら、観覧車の列に私達は並んだ。
〜・〜・〜
並んで談笑していた3人の耳に、前に並ぶカップルの話が聞こえてきた。
女「でね、観覧車のゴンドラが3時の位置に来た所で、目を閉じて、3回心の中で唱えるの。『何年か後に、自分と一緒に居る人はどこの誰』って」
男「ふうん。何年か後って、1年後でも2年後でも良いの?」
女「うん、自分が知りたい未来の事で良いみたい。それで唱えた後、目を開けてね。乗っているゴンドラの反対にあるゴンドラ。つまり9時の位置にあるゴンドラを見るの。もし今、このゴンドラに一緒に居る人が、何年後かもやっぱり一緒に居れば、反対のゴンドラには何も変化が表れないの」
男「そうじゃなかった時は?」
女「そうじゃなかった時・・・その時には、反対のゴンドラには、何年後かに一緒に居る人の姿が見えるんだって」
男「なんだよそれ。だって、そっちのゴンドラには見ず知らずの他人が乗ってる訳だろ。どう考えても普通だよな。知人である可能性は低いよな。その人が何年後かに自分と一緒に居る奴だってのか?」
女「そうじゃないの。もちろん、そのゴンドラには乗ってる人が居るよ。でも、その人じゃないの。違う人の姿が見えるんだってば」
男「訳わかんね。どこに見えるんだよ」
女「だから、反対のゴンドラに」
男「???」
男の子には女の子の話が理解出来ないようだった。
興味がなさそうな男の子の様子に、女の子は口をとがらせていたけど、
すぐにその話題は終わり、めくるめく楽しげなお喋りに花を咲かせていた。
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さやりん - すごく面白かったです!私も,もっけに惚れててw 何十回も読み返してしまいました☆ あとリクエスト良いですか?もっけが他の女の人と仲良くしてルナがやきもち焼くのを見たいんです〜 よかったらお願いします((ペコッ (2013年12月22日 0時) (レス) id: 597f4171b9 (このIDを非表示/違反報告)
ダテ☆サナ(プロフ) - リサさん〉うんうん、ルナちゃんは勇気のあるお方ですよね。人気で。ところでそれはリクエストですか?((( (2011年7月30日 4時) (レス) id: fb20bda8cb (このIDを非表示/違反報告)
ダテ☆サナ(プロフ) - え、やっぱり?予想通りだった?いやぁ、もうもっけが好きすぎて辛い。(((オイ)そうだよねー。漫画の男の子ってカッコイイ人多いもんね。惚れる訳も分かるよ!うん!← (2011年4月14日 22時) (レス) id: fb20bda8cb (このIDを非表示/違反報告)
ダテ☆サナ(プロフ) - もっけはねー。小学校の図書館で小説のがあって、それの人間姿見て惚れたわ。その後漫画があるって知って見て見たら更に惚れたわ。やっぱりタイ君はどっちも良い奴だな!それからソラウも良いなと思うよ。 (2011年4月9日 19時) (レス) id: fb20bda8cb (このIDを非表示/違反報告)
ダテ☆サナ(プロフ) - やっぱり{ピー}だよな。美人好きってなんて素晴らしいんだろう。←もっけと付き合ってるのは・・・自分の好み(((タヒ (2011年4月5日 5時) (レス) id: fb20bda8cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フェイル | 作成日時:2011年2月12日 19時