・〜４〜・ ページ4
ソラウはいつになく鋭い視線で占い師を見つめている。
私はソラウの肘をつかんで、一緒にふうりの背後から覗きこんだ。
占い師の表情はベールに包まれていてわからないが、
ふうりの手を見た途端、「おおっ」と驚いたような声を出す。
その声を聞いた私は、思ったよりも若い女性だと思った。
少女のようで、私と同じ年頃の女の子かもしれない。
少女「こんな生命線は見たことがありません。なんて太くて力強く、長く伸びた生命線でしょう！」
占い師は興奮したようだった。
少女「以前、沖縄で出会った百歳を過ぎたおばあさんの生命線も凄いものでしたが、これはその倍、いや、それ以上にすばらしい。」
それを聞いたふうりは、私とソラウに振り向きVサインをした。
私はこっそり苦笑する。
ほとんどの妖怪の寿命は、百歳を軽く超えるのだから、
百歳のおばあさんの生命線よりすばらしいというのは、当たり前なのかも。
少女「しかし、この知能線は・・・ううむ。たいまぐれな集中力があるものの、飽きっぽくて散漫な性格が禍していると出てますねえ。どうですか？」
ふうりは渋い顔をしているけど、ソラウは笑っている。
まさしくその通りだと言いたいようだけど、
それを言ったらふうりは怒ってしまうだろう。
ふ「もう良いよ。次はソラウだからね！笑っていられるのも今の内だよ。」
ふうりは、手相が当たるという事が分かって納得したからか、
もうこれ以上、耳の痛い事を言われたくないためか・・・
そそくさと席を立つと、嫌がるソラウを無理やり椅子に座らせようとする。
でも、ソラウは懸命に逆らっている。
ソ「僕は特に見てもらわなくても良いよ。出来れば遠慮したい・・・え、ちょっと。」
明らかにふうりより力が勝っているソラウなのに、
ふうりが思いっきり肩に力を掛けると、へなへなと椅子に座ってしまった。
密かに妖力を使ったのかもしれない。
ソラウは仕方なく座ったものの、未だに怖い顔をして占い師を睨んでいる。
こんなソラウも珍しいなぁ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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さやりん - すごく面白かったです！私も，もっけに惚れててｗ 何十回も読み返してしまいました☆ あとリクエスト良いですか？もっけが他の女の人と仲良くしてルナがやきもち焼くのを見たいんです〜 よかったらお願いします((ペコッ (2013年12月22日 0時) (
レス) id: 597f4171b9 (このIDを非表示/違反報告)
ダテ☆サナ(プロフ) - リサさん〉うんうん、ルナちゃんは勇気のあるお方ですよね。人気で。ところでそれはリクエストですか？((( (2011年7月30日 4時) (レス) id: fb20bda8cb (このIDを非表示/違反報告)
ダテ☆サナ(プロフ) - え、やっぱり？予想通りだった？いやぁ、もうもっけが好きすぎて辛い。(((ｵｲ)そうだよねー。漫画の男の子ってカッコイイ人多いもんね。惚れる訳も分かるよ！うん！← (2011年4月14日 22時) (レス) id: fb20bda8cb (このIDを非表示/違反報告)
ダテ☆サナ(プロフ) - もっけはねー。小学校の図書館で小説のがあって、それの人間姿見て惚れたわ。その後漫画があるって知って見て見たら更に惚れたわ。やっぱりタイ君はどっちも良い奴だな！それからソラウも良いなと思うよ。 (2011年4月9日 19時) (レス) id: fb20bda8cb (このIDを非表示/違反報告)
ダテ☆サナ(プロフ) - やっぱり｛ﾋﾟｰ｝だよな。美人好きってなんて素晴らしいんだろう。←もっけと付き合ってるのは・・・自分の好み(((ﾀﾋ (2011年4月5日 5時) (レス) id: fb20bda8cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フェイル | 作成日時：2011年2月12日 19時
