（仮）インスタント・ラヴ (ページ31)

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27_最終話ページ31

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主ちゃん side

鳥谷敬さま

今月末を以て、この球団から退職することとなりました。
本来ならば直接口頭でお伝えすべきですが、こんな形となってしまったこと、お許しください。

球団の壮行会でお会いしてから
たくさん私を気に掛けてくださって、ありがとうございました。

いつも私を肯定してくれる鳥谷さん。
それはとても居心地がよく、ときには苦しくもありました。
その優しさに甘えていたのも、事実です。

鳥谷さんも、わたしも、自由に誰かを愛する権利があります。
でも、それを口にするには、相応しい立場であることが前提という
至極真っ当なことに、やっと気がつきました。

私は、来月に結婚します。
この先ずっと一緒に人生を歩みたいと思い合える
お相手にめぐり合えました。

鳥谷さんから離れることで
私は前に進むことにしました。最後のわがままです。
お話しているとき、抱きしめあっているとき、心から幸せでした。
あの瞬間だけは、貴方が私のすべてでー

『…流石に、くどいか。』

もう少し、軽めの内容に書き直そう。。

「A、そろそろ行くよー！」

『あ、うん！ちょっと待ってー！』

「楽しみだなー。」

『えぇ～、ドレスは当日までのお楽しみ！』

－FIN－

☆★「最終話_」

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心のうちは、あとがきを後日upしますのでご覧ください。。

20220904 ぱるぱる