17_てのひら ページ21
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M63side
「…Aさん?」
『康士朗くん…。』
「ど、どうしました?気分悪いですか?」
とぼとぼ、と効果音すら聞こえてきそうなくらい
重い足取りで歩くAさんを見つけた。
…泣いてる?
「大丈夫ですか?目真っ赤ですよ。。」
『あは、うん。かふんしょ、でね…』
いやいやいやいや。
ここ幕張っすよ。
ってかそんな季節じゃないっしょ。
…ヘタクソだなぁ。
「何だかしんどそうっすよ。仕事忙しいんじゃないですか?」
『うん…大丈夫。』
「今度ご飯行きましょ。何かあったら話聞きますよ。」
『ありがとう。。そうだね、この前行けなかったお詫びだね。』
「あ、そうだ。これ、俺の連絡先です。」
『え、』
Aさんの持ってるペンをちょいと拝借。
ん〜紙…ないなぁ。これでいいか。
『ちょちょちょ!!何で手に書くのっ!?』
「ごめんなさい、紙見当たらなくて。」
Aさんの手に書いちゃった。
「いつでも会えますけど、何かあったら連絡くださいね。」
・・・
Aお疲れさまです。 康士朗くん、今日はありがとう。
k_wadaおつかれさまです。 遅くなってすみません!! 俺でよければ、いつでも連絡ください。
試合中にきてた…ってことは
あのあとすぐ連絡くれたんだ。
律儀な人だなぁ。。
k_wadaあと、花粉飛ぶ時期じゃないですよね。笑
Aあれは花粉なの!!!
スタンプ:怒る
「ははっ、やっぱりおもしれー。」
☆★「17_てのひら」
康士朗くんと主ちゃんだけの回。
マリンは花粉舞うどころではないのでは。
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作者名:ぱるぱる | 作成日時:2022年4月26日 22時