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RAVEさん達が北海道へ向かってツアーファイナルを迎える日。
僕はあの男の事務所の社長と一緒にあいつの面会する為に都内の病院にいた。
社長と待ち合わせたのは病院のロビーで、会った途端僕の右手を見てまた謝罪。
「自分でやった事なんで気にしないでください。
あんま謝られると殴った事も謝らないといけなくなるんで」
てかそこは謝れよって思ってるかもしれへんけど、絶対謝ったらんわ。
そんだけの事したんやからな！っていう、まあ言い訳やな。
一通り大人の挨拶みたいなんやって、病院のスタッフさんに連れられて会議室みたいな場所に通された。
長テーブルが二つ感覚を開けて向かい合うようにおいてあって、それぞれに椅子が二脚置かれてる。
室内はただ白くて
学校みたいなスピーカーが正面の真ん中についてて
太陽の光が眩しいぐらいに差し込む窓がついとるけど、そのどれもに鉄格子が嵌められとった。
「異空間みたいや」
異質な空間っていうか非日常的というか
正常な精神を持っとる僕からしたら、居心地が悪すぎる場所。
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作者名：Rui
| 作成日時：2021年1月5日 23時
