【氷と炎】⑭数原龍友 (ページ39)

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｢僕、サーフィンやってるって話

した？｣

マネージャーの返事を待つスマホを両手で抱えながらAに探るように聞いてみる。

聞かれた本人は考えるような顔して停止中。

頭の中はフル回転のご様子。

｢うーん……聞いたような聞いてないような｣

その辺よぅわからんらしい。

もしかしたら記憶がもどりかけてる？なんて期待してまう部分もあるけれど、NEOさんから聞いたり、この前ジェネ高見たとか言うてたし

僕がサーフィンやっとる情報は入らない訳でもない。

実際どうなんかは分からんけど、これが記憶がもどり始めてる前触れやったらええな、と思う。

｢そうだ。龍友。

お風呂入る？髪洗うの手伝おうか？｣

自分手伝う為に一緒におるんやったと思い出したのか、酔っ払い僕のお風呂のお手伝いするとか言い出した。

｢……怖いわ。

酔っ払いに何されるかわからん怖さがあるわ｣

｢大丈夫ですよ、マカセテクダサイ｣

そう言って、バスタブにお湯を張りに行って

戻ってきたところで

｢はい、脱いで｣

やて。

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