今日:61 hit、昨日:0 hit、合計:37,347 hit
小｜中｜大
610 ページ10
◇
ふかふかの絨毯の上を歩きながら部屋番号チェック。
教えられてたそのナンバーを見つけてベルを押した。
「あかん、ドキドキする」
彼女の部屋に初めて遊びに来た時みたいやわ、この緊張。
もしかしたら今日アルかも？とか考えちゃう彼氏の気分。
そんな下衆いことを考えてる僕の前でゆっくり扉が開いて、ラフな格好をしたAが顔をだした。
「お疲れ様です」
照れくさくてそう口にすれば、にっこり笑ったカワイイ笑顔で返事が返ってくる。
シャワー後なのか石鹸っぽい香りがほんの少しして、僕を中に招き入れてくれる仕草がドキドキさせられて
そういやお預け喰らって何日経ったんやろっていう事まで思い出してまう。
Aの後ろについてリビングに行くまでのこの短い距離の中で僕の頭ん中は高速回転中。
これからどんな話をされるんかなっていう事も当然考えるけど、せっかくの2人きりやし色々話もしたい。
この件以外の僕らの事とかを。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Rui
| 作成日時：2021年1月5日 23時
