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「すんません、報告もせず……」
一応僕から報告せずに黙っていた事を謝罪するけど、そこは別にどうも思ってへんらしい。
Aからは少し話を聞いてたようやし、インスタの件もあったしな。
まあ一応今回の事件では少なからず僕は役に立ってるわけで、悪い印象はないっぽい。
「記憶の件は残念ですとしか言えないのですが
数原さんとのご縁が切れない事を願います」
もんの凄く丁寧に頭を下げられて、RAVEさんの事務所の人達も退室していった。
残されたのは僕とAを抜いたRAVEさん。
このメンツになった所でNEOさんが話しを僕に向かって切り出してくる。
「龍友の元カノが関わってるってなに？」
さっき社長やら偉い人達の前では敢えて口にせんかったNEOさん。
1人だけ僕から事情を聴いてるNEOさんに皆の視線が集まった。
「さっき僕んちのエントランスに元カノがいたんすよ」
NEOさんにLINEした事よりもかなり細かく事情を説明する。
あの時の元カノの変わり様から明らかに裏で元カレを操ってたかのような物言い。
間違いなく僕の元カノが黒幕やと思うと説明すれば、全員が唸るような感じ。
腕を組んで、"一体何のために？"そういう表情や。
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作者名：Rui
| 作成日時：2021年1月5日 23時
