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「ありがとぉぉ、ほんまにありがとおお！」
僕のiPhoneに無事Aの動画がやってくる。
「大好き！ありがとう大好き！」
彼女に渾身の愛をこめてお礼を言いながら、"永久保存やわ〜"なんてご機嫌になりながらRAVEさんがリハしとるスタジオに2人で揃って向かった。
今は休憩中らしく、中に入ることを許可される。
会う人会う人に"早く記憶が戻るといいですね"なんて声を掛けられつつ、手元のiPhoneでエンドレスリピートされとるAを見ながらスタジオの扉を開けた。
「おう、お疲れ」
扉のすぐ傍にNEOさんが居て、他のメンバーさん達にもスタッフさん達にもやたらとウェルカムで迎え入れられて
とりあえず持ってきた差し入れをNEOさんに渡した。
「お前意外とこういう気遣いするよな。
見た目そうじゃねーのに」
ゲラゲラ笑いながら僕をディスったNEOさんは差し入れたばかりのそれらを皆に配り始めた。
一応栄養ドリンクみたいのも大量に入れといたからか、特にそれが人気で
この場にいる全員が腰に手を当てて一気飲み。
これ結構追い込んどるなって、その姿から想像ついた。
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作者名：Rui
| 作成日時：2021年1月5日 23時
