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「で、Aさんとどうなったって？」
元カレの話よりも本題はそっちが聞きたいらしい隼。
リア充爆発しろとか言いながら、それでも何気に僕らの進展に興味津々らしい。
「多分なぁ、記憶戻ってへんけど
僕の事好きっぽいねんな」
惜しげもなくそう白状してみれば、盛大に"ふざけんな"の突っ込みを喰らう。
隼からは飛び蹴りも。
「ちゃうねん！ほんまやねんって！」
嘘でも盛ってもないねん、Aが確実僕に甘えてきとるねんって！
そう叫びながら昨日の事を話せば"確かにそうかも"なんて皆も納得顔。
「せやろ？
これで僕の事嫌いとか言い出したら僕泣いてしまいそうや」
「やっぱりどこか潜在意識の中に龍友くんがいるんじゃないの？」
玲於が分析するみたいなことを割とマジメな顔で言うからこれもまた皆で納得顔。
「それかさー、もともと龍友みたいな男がタイプとか」
メンさんが言う事も何となく理解できる。
けど、それを聞いた亜嵐くんと隼が"趣味悪！"とか言い捨てて逃げ出した。
「しばくぞ！」
追いかける頃にはもう楽屋から走り去ってて、向こうの方で撮影再開の声。
「それじゃあもうひと踏ん張り頑張りましょう」
休憩中僕の話を聞いてくれたメンバー。
伸びをしながら言う涼太にくっついて僕も楽屋を出る時、テーブルの上に置きっぱなしにしとった僕のスマホ画面が光った。
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作者名：Rui
| 作成日時：2021年1月5日 23時
