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どういう事や！って頭の中パニック。
嫌われてへんってのはわかったけど、これどういう事や。
脇腹んとこから手が回って背中のシャツ握りしめとるし、離れる様子もない。
「帰られへんやん」
「帰らないで」
呟いた独り言に返ってきた返事。
これはええ方に考えてええんやろか。
まあこの状態で拒否ってる言われても納得できひんし、甘えてきとるのは確か。
付き合ってる時ですらこんな風に自分からくる事自体数えられるぐらいしかなかったってのに
神様が僕にくれたご褒美やろうか。
色々考えつつも、これはもう帰られへんなって事でベッドの上に体を投げ出して僕も寝てしまう体制。
手繰り寄せた布団をかけてやって、背中を撫でてやりながら僕も目を閉じた。
「数原さん」
「んー……？」
名前を呼ばれて目を閉じたまま返事をする。
腕の中で動く気配があったから僕の事でも見上げてるっぽい。
「さっき私の友達と写真撮ったって言ってましたけど……」
「おん」
写真ー？って思ってさっきの事と過去の記憶を探って、あの時のヤツやんな？って思い浮辺とると
"どんな写真撮ったんですか？"やて。
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作者名：Rui
| 作成日時：2021年1月5日 23時
