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どえらい恥ずかしそうに話されたのは自分の記憶にない僕との付き合いの事。
というか、記憶にない中で一番重要な事がそれというやな……まあライブのファイナルも重要やけど。
期間こそ短いけれど、僕はAが大好きで
自負するわけちゃうけど、ちゃんと人を好きになった事のなかったAが初めて好きになってくれたんが僕って事。
そんな二人を知ってる人は意外にも多い。
ジェネ高の収録の時にスタッフさんにもバレとるし、Aがよく一緒にいる女子会メンバーも僕の事は知っとるわけで。
色んな人に僕との事を聞かされて、このままスルーしてるわけにもいかないと思ったから話をしたいと連絡してきた事やった。
”数原さんとは会ったの？”やら"数原さんの事覚えてないの？"やら
一番気になる言葉は
"数原さんが可哀そう"と言われる事やと。
「いや別に僕可哀そうちゃうで。
Aが無事やったし、覚えてないかもしれへんけど、こうやって繋がりはあるわけやし」
それに、可哀そうって言葉、あんま好きやないねん。
同情されとるみたいで。
そう言った僕に唇だけで笑ったAはRAVEさんの中でも僕の話をした事を教えてくれた。
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作者名：Rui
| 作成日時：2021年1月5日 23時
