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◇
「もうギブアップ？」
オデコを肩に乗せて、息を切らしてるAをゆっくりベッドに寝かせて。
ころんって転がった体を上から見下ろした。
顔の横に片手をついて、もう片方の手は柔らかい胸元に。
ゆらゆらって緩く揺らした腰にも反応して喘ぐAは、無意識なのか僕の方に両手を伸ばして甘えた目をしとる。
「もっとイキたい？」
聞けば締め付けが強くなって
普段だったら恥ずかしがって言わない言葉も
今はもう飛びかけてる意識やから、めっちゃ素直。
息を切らしながら頷いて
「……イキたい」
懇願するみたいな目で僕を見て呟いた。
「オネダリしてみ？」
「……イカせて……クダサイ」
自分で言わせたけど、破壊力がすごい。
衝動的に覆いかぶさるようにキスをして
甘い長いキスにどんどん追い込んで。
ベッドを軋ませるぐらい、激しくAを揺さぶった。
溢れ出る蜜の中の一番奥まで
繋がってる所からお互いが溶けてるんちゃうかってぐらいぐちゃぐちゃになって
甘い吐息とベッドの軋む音と
Aの掠れた声が僕の事を追い込んで……
気持ちよすぎる締め付けに限界を引きずり出されて。
A……って、欲を吐き出す瞬間にその名前を口にした。
・
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作者名：Rui
| 作成日時：2021年1月4日 22時
