今日:22 hit、昨日:1 hit、合計:42,541 hit
小｜中｜大
424 ページ24
◇
自分で言うのもなんやけど……
ここまで緊張して固まってるAと、やたら肩が上がってる僕が
まさか付き合ってるとは誰も思わんやろな……。
可笑しいぐらいよそよそしいもん。
「えー……他にもメンバー全員いまーす」
ツーショットに耐え切れへんくなって、スマホをぐるりと動かした。
ジェネのメンバーにRAVEメンバー全員が映って、"今飲んでまーす"なんてアピールして。
ぐるっと回ってまた僕とA。
あかん、間がもたへん。
周りは笑っとるし、、コメント欄は僕への祝福で溢れとるし
隣のAは無言……
様子を見ようと少しだけ横を見ると、急にAが身を乗り出して画面上のコメントを読みだした。
「"りゅーとくん、肩上がってます"、"緊張しすぎてませんか？"、"ツーショット、冥途の土産になりますね"だって」
読み上げながらAも僕を見る。
近い距離で視線がぶつかって、ちょっと酔っぱらってほっぺが赤くなってるAがカワイイ！って思うのと同時ににっこり微笑まれて完全に今デレたわ、僕。
垂れ目になった自覚あるわ。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Rui
| 作成日時：2021年1月4日 22時
