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広臣side ページ26
※
「じゃあ俺も
臣んちで飼ってもらう〜」
その言葉に反射的に俺の両手が動いた。
ドーンと隆二の背中を突き飛ばし、無言の帰れ圧力。
転がってる隆二が"ひどいっ"なんて言ってるけど、いい加減マジで帰れコノヤロウ。
俺が本気で怒りだした事を察知した隆二が瞬時に起き上がり時計を見る振りして右腕を上げる。
「あー、もうこんな時間かぁ…そろそろ帰ろっかなぁ〜…」
「お前時計左腕につけてんだろ。何の時間見てんだよ」
わざとらしいネタを挟みつつ、ようやく隆二が帰ると言い出した。
「銀ちゃん、またご飯食べに来てもいい？」
「もちろんですよー。待ってますね」
「待たなくていいし、隆二はもう来ちゃ駄目」
玄関まで見送る俺に降りかかる2人の抗議の声。
でも無視。
隆二に居座られたらなんもできないじゃん。
色々したいのにさ。
「んじゃお疲れー、また明日ー」
まだ靴を半分しか履いてない隆二の背中を押して玄関の外に押し出してしまう。
そのまま棒読みのセリフを吐いて玄関を閉めた。
「なんでそんなに冷たくあしらうんですかー…」
玄関の外でウソ泣きしてる隆二が可哀そうだと言うAに可哀そうなのは俺なの…って。
言いながら、壁際に追い詰めたAに覆いかぶさるようにキスをした。
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作者名：Rui
| 作成日時：2017年9月19日 14時
