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広臣side ページ23
※
誰とでもやるってこと？
俺が家に置いてやってるからその代償に…って事？
下衆い考えを巡らせながらAがなんて答えるか待っていればいつまでたっても答えは来なくて。
無視されてんのかなー？なんて表情を見ようと視線を上げれば、顔を背けて怒ってるような顔のAがいた。
しかも、ほんの少し顔が赤く見える…ような気もする。
「何その反応。
言葉で言ってよ」
照れてるでしょ？これ絶対。
ってなに？可能性あるってやつ？
「赤くなる銀ちゃん可愛いね」
余計な事を話しだした隆二に俺のご飯を勧めとく。
とりあえず、これ食ってろ…と。
「ねぇ、俺を見て」
正面に座ってるAに向かって手を伸ばし、小さな手を掴む。
そのまま指を絡めれば、驚いた拍子に上げた視線が俺にぶつかった。
「げ…芸能人っていうのは皆こうも押しが強いんですか？」
精一杯強がってるような口調に"んな事いいから、質問に答えて"なんてきつく言ってしまう。
あまりに自分に余裕がなくて情けねぇっつーか…好きな女威嚇してどうすんだ、と。
俺が怖かったのか何も答えないAに二択で質問する。
「可能性は…ある？なし？」
問い詰めるような言い方をした俺に赤い顔のまま視線を下げたAは小さな声で呟いた。
「……ある…と思います」
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作者名：Rui
| 作成日時：2017年9月19日 14時
