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広臣side ページ18
※
「いえ…。
ありがとうございます」
そう言って、電話を終わろうとした時ヒロさんが最後また笑い出す。
「登坂に彼女が出来たら今市どうすんの？
泣いちゃうんじゃない？」
ケタケタ笑う声を聞いてると、ヒロさんにまでそう見られていたのか俺達は…なんてがっくり来る。
でも今日実際会ってみて変に嫉妬してる様子もないし
多分大丈夫…って、何この心配…。
「俺に彼女がいてもいなくても隆二と付き合うなんて絶対にないです」
ハッキリと言い切れば"そりゃそーか"なんて言うヒロさんと
「え！？なんで！？」って本気びっくりの隆二。
キッチンでお味噌汁温めてるAの笑い声も聞こえた。
電話を切ってからも隆二は"なんでなんで"と俺に迫ってくるし
キッチンの方からは"お似合いです"なんて意味不明な言葉。
「別に似合ってねーから」
「なんで！！」
「なんでじゃねーし！！お前飯食ったら帰れ！」
「ヤダ。俺帰ったら臣はえろい事するんでしょ？帰らないからね！」
言いながら腕組みしてどっしり座り込む隆二に"帰らないでください"なんて結構本気で止めに掛かるA。
「なにそれ、何が不満なの？」
キッチンを振り返りわざとらしく肩眉上げてAを見れば
顔を真っ赤にして"聞かないで！"なんて叫んでいた。
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作者名：Rui
| 作成日時：2017年9月19日 14時
