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広臣side ページ1
※
「急になんやねん！！」
目の前を歩いてた健ちゃんが半分濡れながら怒ってる。
岩ちゃんは爆笑してて反射的に免れたらしい。
「若さっすね、この反射神経は」
なんて言って健ちゃんに首絞められてる。
つか、あっぶねー、まだ衣装着てなくてよかったー。
「ごめん…変なとこに入って咽た」
「鼻から出すなや鼻から！！」
いや、俺も出したくなかったんだけどね。
だってAが変な事送ってくるから。
何かの間違いかともう一度画面を見ても、同じ文字の羅列があるだけで何も変化はない。
まあ昨日と今朝の俺の事を言ってんだってのはすぐに想像つくけれど、なんで今聞いてくるんだ？
"芸能人関係なく、好きな人の事は欲しいと思うわけです。男は"
だから俺はお前が欲しいって遠まわしに言ってみたんだけど、伝わってはいなさそう。
はっきりとAが好きっていう事だけは約束だからしないけど、一般論的な言い方をしたのは卑怯だったかな。
好きな人の事は欲しい。
要するにそれは。
俺はお前の事が好きという言葉。
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作者名：Rui
| 作成日時：2017年9月19日 14時
