[axis]⑪登坂広臣 (ページ47)

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広臣side ページ47

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「お前ら3人はあの親達とは違うだろ…。

　いがみ合ってねーじゃん…仲良かったわけじゃん」

素直に正座してる3人を見渡して、更に言葉を紡いでいく。

今までの状況から周りを敵認識する気持ちもわかるけど、この3人は異常な日常の中で寄り添ってきた運命共同体みたいなもん。

今までのこれからも、助け合ったっていいわけじゃん。

「守りたいから内緒にするんじゃなくて、ハブかれたから腹いせに仕返ししてやろうじゃなくて

　自分の気持ちを相手に伝えて相手の話もちゃんと聞く！

　わかったか！」

腕を組んで強めに言葉を放てば。

3人は俺に圧倒されて頷いた。

ちょっと俺に怯えてるように見えるのがなんか申し訳ねーなって思うけど

この3人が昔みたいに繋がれば、違う未来が待ってるような気がして

んで、それが何よりもベストな終幕を描いてくれるような気がするから。

「説教はこれで終わり。

　ここからは、これからどうするか…全員で話合い！」

当然武の事も1人の権利者として会話の中に入れていく。

意見を言う権利も

反対する権利も賛成する権利も

全員にそれぞれ与えられた当然の権利だ。

それを敢えて言葉で説明した上で、今後これからの事

どうするか相談が始まった。

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