[axis]⑪登坂広臣 (ページ16)

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広臣side ページ16

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休みなくたかれるフラッシュの○に、それら全部を受け止めてご満悦な武はまずはそこから見える景色を一周見渡して恐らく優越感に浸っている。

頂点に…まるで世界の頂点にでも立ったかのような振る舞いに、嫌悪感を抱いたのは俺だけじゃないと思う。

一言で言えばヤバそう。

同時に、なんでこいつを指名したんだって

世間の視線がAに向かって敵意となってやってくるんじゃないかと想像できる。

そんな中武が口を開き自己紹介。

それから話し始めた事は武が個人的に思っている日銀に対する思いだった。

要するに持論、それもかなり自分勝手な屈折した考え。

その中で何度も繰り返していたのは自分が日銀を変えていくという事

自分ならそれができるという事だった。

話の最中に髪を掻き上げればフラッシュが飛んで、水を飲めばまたフラッシュ。

一挙手一投足にカメラが向けられている事にも嬉しそうに笑っていた。

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