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広臣side ページ13
※
「普通だっての」
さっさとリビングに行く背中に呟いて、その後を追う。
中に入れば…
「なにこれ…」
大惨事のお好み焼きが数枚。
爆笑する隆二が1人。
言い訳を探してる様子のA。
「…不器用がここまで揃うと泣けてくる」
そう言って、俺は手を洗うとAからヘラを強引に奪った。
「よ、お好み焼き職人！」
隆二のチャチャに、一睨みして。
それとは別に"お前あとで話あっから"って言えば思い当たる事が大アリのようで。
逃げるようにAの背中に隠れた。
わざと怯えるような素振りに隆二を庇うAが俺を見る。
「臣ってなんでそんなに短気なの？」
心底不思議がるAに、お好み焼きをひっくり返しながら言い返した。
「お前のせいだバーカ」
って。
「なんで私のせいなの！！」
理解できなくて怒るAと理解できちゃってにやける隆二。
もう言い訳出来ねー俺。
無言のままお好み焼きを焼いて、さっさと皿に乗せた。
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作者名：Rui
| 作成日時：2017年5月25日 14時
