[axis]④登坂広臣 (ページ2)

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広臣side ページ2

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謎の宣言を自分の中でしながら眠りについた次の日。

ラジオの収録で隆二と一緒にスタジオに向かった。

「おはよ、ごめん昨日」

マネージャーさんの運転する車に隆二が乗り込んできて最初に謝った。

眠そうに欠伸をした隆二だけど、すげぇ楽しそうに昨日俺が帰った後の事を話してくれる。

「ねーねー、すっげ可愛いね。俺の服とか着てるとちっちゃいの。やべーカワイイって思ってさー。

　しかもオバケ怖いとかもうね」

あれこれ話してくれる隆二に、まさかあいつ隆二にくっつきながら寝たんじゃ…なんて苛立った俺。

オバケ怖いなんて話を隆二から聞くってのはそういう事…でしょ？

「…一緒に寝たの？」

「あ、ヤキモチでしょ♡なになに？臣は一緒に寝てたの？」

悪い笑顔で俺に迫ってくる隆二を無視して窓の外に視線を向けると

笑ったまま隆二が俺を小突いてくる。

「手ぇ繋ぎながら寝ちゃった」

「…あっそ」

なにあいつ。

すげぇムカつく。

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