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広臣side ページ1
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「ヤバイヤバイヤバイヤバイ！！！」
東京駅で俺の声が人混みを突き抜けていった。
Harry Potterのエリアを回った後、USJを後にした俺達。
無計画にここまでやってきて、帰りの新幹線に乗って思い出すのは仕事の事。
「もう！！バカなんじゃないの！？」
一緒になって駅中を丸の内出口に向かって爆走しているAさんの暴言も
めちゃくちゃ人混みの中に響き渡っている。
「あーうるせー！」
「ちょっと！そっちじゃない！こっち！！」
駅の中苦手なんだよ、俺！
変な方向に行こうとする俺を呼び止めて、先を走るAさん。
改札を抜けて、駅前の高速バスやタクシーが並ぶロータリーに飛び出した。
「こっち！車呼んだから早く！！」
たくさんバスや車が行きかう中、一際目立つリンカーン…。
白ってのがまた余計に目立つし…。
ドアを開けて待っててくれる運転手さん。
その中に2人で飛び込んで、ドアが閉まる。
「どこ！？」
「テレ朝！！ほんっとお願い！生放送！」
「ほんとバカー！！」
運転手さんに心の底からお願い。
宙を飛んで、マジで！
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作者名：Rui
| 作成日時：2017年5月17日 14時
