[doll]⑱登坂広臣 (ページ21)

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広臣side ページ21

※

俺の今日の予定はラジオ収録。

あとキーチェック。

そんなに夜遅くならない時間に帰れそうで、その前に事務所によってヒロさんとも話がしたいと思った

まあまずはA側の事務所の反応を見てからだけどね。

局について楽屋へ移動してると、前の方を隆二が歩いてて思わず走り寄った。

「隆二、おはよ」

後ろから声を掛ければ振り返る今市氏、手にでっけぇおにぎり持ってるし(笑)

もぐもぐしながら"おはよ"って言っている。

「食べながら話するのやめなさい。ってかそれ花ちゃんの？」

聞けば頷いて、ご飯を飲み込んでから朝花ちゃんのお店に寄ってきたって教えてくれた。

「もうほんと結婚しろよ、マジで」

「最近俺も本気で悩んでる」

なんて言って収録に入ったそのテーマが好きなタイプはっていうお題だった。

当然いう事はコレ。

手のかかる子がタイプ。

料理が上手い子がタイプ。

そう言って、お互い"絶対言うと思ったー！"なんてリスナーの皆にはわからない事だけど

俺達2人は超盛り上がった。

「朝起きた時に"なんで一緒に寝てくれなかったの！"って拗ねちゃうような子がいい」

なんて言う俺と

「朝起きたらご飯がテーブルに並んでたらもう泣いて喜ぶ」

って言う隆二。

で、またお互いに指さして爆笑っていうね。

もう完全身内ネタ。

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