[doll]⑫登坂広臣 (ページ15)

今日:23 hit、昨日:2 hit、合計:462,698 hit

広臣side ページ15

※

「ねぇ、マジでちょっと待って。お預けはなしにしない？」

階段を上がるAにあれこれ提案してみるけれど白い目線しか返ってこないし

部屋の前に来ても"もう絶対に入れない"なんて俺の入室を断固拒否してくる。

「ホント無理だし、俺。気が狂いそうになる」

「でもダメ！毎日えっちな事ばっかり考えすぎ！！」

「仕方ねーだろ！お前相手だもん、考えるに決まってんじゃん！」

もう正々堂々と言っちゃうからね、俺。

こうなったら何がなんでもお預け宣言取り消してもらいたいから。

「もうね、頭ん中でどんだけお前の事妄想したと思ってる？そのお前が俺のもんになっただから

　毎日やりてーに決まってんだろ！！」

「な…何を堂々とそんなことを言い切ってんのー！！」

「Aだって、昨日散々俺の事欲しがってたじゃねーかよ！それと一緒だよ！」

「な、ちょ…っき…昨日の事は忘れてよー！！」

両手をグーにして思いっきり叫ぶA(笑)

「無理。あんなに可愛いの忘れてやんねぇ」

「イジワル！！臣のばかー！！」

「じゃあもうイジワルしないからお預けは取り消して。

　だいたいAだって我慢できないっしょ？」

その言葉にまた反論してくるかなーって思ってたのに

ここは素直に頷いちゃう俺の彼女。

・