[doll]⑫登坂広臣 (ページ13)

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広臣side ページ13

※

一目惚れが実るって、幸せな事だよねー。

直人さんの一言から、腕の中のAを見てそんなことを思う。

ここにこんな風にAがいるなんてちょっと不思議。

両想いになれてー

クールだと思ってたら結構甘えん坊でー

妙にえろくて、岩ちゃんなみにがさつで。

しかも結婚…。

Aが登坂Aになる日ももうすぐだと思うと、ちょっと色々楽しみ。

「新妻って響きがえろいよね」

うっかり心の声が零れて白い視線が突き刺さるけど、気にしない。

「ねぇ、臣の頭ん中一体どうなってるの！？毎日毎日えっちな事しか考えてないでしょ！」

怒り出すAに男なんてそんなもんって言って聞かせても全然納得してないから

助けを求めて3人を見れば

「巨乳大好きだから臣は。Aさんの巨乳に挟まれたいって毎日言ってる」

悪い顔した直人さんが。

「そうそう。あとねー全身舐めまわしたいってのもよく言ってますよー」

肉食系の岩ちゃんが。

「AさんМっ気が強いから超イジメるのが楽しいって前に言ってました」

1人だけ暴露をブッ込んでくる隆二。

「…臣…」

この3人の悪意ある発言を全部丸ごと信じたA。

ひくーい声で俺を呼んで。

「もう臣とはしない！！」

「はぁぁ！？」

完全不可抗力のお預け宣言を喰らった。

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