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広臣side ページ10
※
「完全な変態ですよ、登坂くん」
ジト目の隆二。
わざとらしく口元に手を当てて"うわぁ〜…"なんて言ってやがる。
「違うから！ヒロさんにもらっただけだから！！」
慌てて否定して、それらを箱の中に押し込めた。
なんか変な紐が蓋に挟まってるけどもうどうでもいい。
雑に仕舞い込んで頭ん中の妄想もかき消した…はず。
「でも、これ着たAさんの事想像してたでしょ、今」
するどい隆二にごまかしは利かないんだろうから肯定しておくけど
逆に想像しないやつなんていんの？って声を大にして言いたい。
まあ完全に俺の趣味なんだけど…大胆な事を恥ずかしがるAにやらせたいっつー…。
「臣、鼻の下ビローンって伸びてる」
「うっさいわ」
つーかさ
「お前ー！俺に内緒でAと出かけんなよ！！」
忘れる所だった。
この一番大事な事を言っておかねーと。
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作者名：Rui
| 作成日時：2017年3月10日 22時
