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広臣side ページ27
※
「うわぁぁぁっ！！マジかー！！！」
Aを抱えたまま飛び起きる。
別に信じてないわけじゃないけど、携帯で時間を確認すれば10時5分と間違いなく表示されていて
盛大に寝坊した事実を知った。
「またやっちまった…」
項垂れる俺に。
Aがある意味吉報を口にする。
「今日はトレーニングお休みだよ」
「は？なんで？」
休みなんて聞いてねーけど…。
困惑する俺に、ベッドから降りたAはめっちゃ笑顔で俺を振り返る。
「着替えて一緒にご飯食べよ。食堂で待ってるよー」
そう言って1人先に食堂に降りていく姿を見送って。
ほんの一瞬ぼんやりした意識に気合を入れ、急いで身支度を整えた。
「あー、やべぇ…シンさんに殺されんじゃねーか、俺…」
シャワーを浴びて、上半身裸のまま部屋を飛び出した。
もうこの際髪とか濡れたままでいいやって。
階段を降りながら手に持ってたシャツを着て食堂に駆け込むと。
「HAPPY BIRTHDAY！！」
やけに大勢の声が俺に降りかかってきた。
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作者名：Rui
| 作成日時：2017年3月10日 22時
