[doll]⑩登坂広臣 (ページ24)

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広臣side ページ24

※

「えーだって、臣好きでしょ？」

自分で買っておきながら、それを手にしてスイッチを入れる俺を見て真っ赤になる隆二。

まあ要するに大人のオモチャってわけですよ、今俺が手にしてるのは。

「Aさんと楽しんで♡」

「お前ね…ヒロさんの下着はまあともかく、これは上級者過ぎるだろ！！嫌いになられる自信あるわ！俺！」

怒鳴る俺の手の中でウィンウィンと動くぶつ。

二股に分かれてて、小さな方が小刻みに震えてて、大きい方はほら…ね、ああいう動きをしてるわけですよ。

「どこで買ったんだよ！」

「え？ネット♡」

ネット大活躍じゃねーか！！

つーか、こんなもんAに見せらんねーっつーの！！

ああ見えて純粋な子なんだから、こんなもん見たら…。

そう心配する俺といいプレゼントしたと言わんばかりの隆二。

俺の周りには天然しかいねーのか！と自分に突っ込みたい。

その時。

「ごめーん、臣、言い忘れたんだけど」

って、Aがノックもなしに…、いや、たぶん

ノックしてたんだろうけど俺達気づかなかったんだと思う。

扉を開けたAが俺を見て硬直。

俺もある意味硬直。

でも手の中でウィンウィン。

「…変っっ態っっっ！！」

全力で叫んだAが乱暴に扉を閉めて立ち去った…。

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