今日:15 hit、昨日:1 hit、合計:442,954 hit
小｜中｜大
広臣side ページ20
※
「そう言えばさ、Aさんの誕生日はいつなんすか？」
すげー気に入ったのか、ネックレスを付けたままの隆二が突然そんな話を振ってきて。
そう言えば俺も知りたいとそんな事を思う。
「てかさ、婚約発表してんのに誕生日知らねーとか、俺達どんだけ」
「あはは、確かに！」
手を叩いて笑うAにもう一度、"誕生日は？"って聞けば。
「3月ですよ」
って言われて"ん？"ってなる。
俺も隆二も。
今3月って言った？この子って。
見れば隣でニコニコしてて
俺達が黙ったことにも気が付いてない。
「えっと…今3月って言った？誕生日」
恐る恐る聞く隆二に笑顔で頷くA。
「それって…今月って事だよね？」
空気に負けて俺も恐る恐る聞けば。
「…あれ？今って3月でしたっけ？」
なんて、俺の誕生日を祝っておきながらド忘れなのかド天然なのか
すっとぼけた事を言い出した。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1313人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Rui
| 作成日時：2017年3月10日 22時
