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広臣side ページ11
※
「ごめんって！バレてないと思ってたんだよー！」
「バレなきゃいいってもんじゃねーだろ！」
変な言い訳をする隆二を睨んでみるけれど
睨まれてるはずの隆二はニヤニヤとゴキゲンさん。
「今日は2人で過ごすの？俺も一緒に過ごしてもいい？」
「絶対ダメ。っつーか一緒に居れるとは限んねーし」
「でもそれ着せて楽しむんじゃないの？」
俺の手の中の箱を指さしてニヤニヤする隆二に一発蹴りを入れといて。
「着せたいけど…これ見て引かれたら嫌じゃね？」
「まあねぇ…でもAさん、臣の言う事には絶対服従しそうな感じするー」
なんでか俺より嬉しそうな隆二の声に"なんでお前が"って突っ込みたいけれど
その俺の言葉の前に割り込んでくるのは、この場にいないはずのAの声。
「私がなんですかー？」
ひょこっと顔を出したA。
俺と隆二は一緒になって肩を震わせるけど、どうも話の内容は聞かれてなかったらしい。
心底ほっとする。
そりゃそーだよね。
Aにエロイ下着着せて楽しみたいって話をこんな所でしてたなんて本人に知られたらもう。
ブチ切れるんじゃねーかと思う。
あとは口きいてもらえないはず。
背中に箱を隠して、近づいてくるAに不自然な笑顔の俺達2人。
大好きなのに
めっちゃ可愛いのに
初めて、こっちくんなって思ったよ…。
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作者名：Rui
| 作成日時：2017年3月10日 22時
