広臣side ページ38
※
ここが外だとか
誰かに見られたらとか
そんなのもうどーでもいい。
「臣ぃ…っ」
ビクビクと体を震わせるAをもっと虐めたくて。
キスから解放した唇を耳元に寄せ、そっと囁く。
「最後までしないから…でも」
そこまで言いかけて、わざと言葉を止める。
その続きは体でわかってもらおうと、下着の隙間から滑り込ませた指先でわからせた。
「すっげ、ぬるぬる…」
キスだけでこんなんなったの？って聞けば、息を切らしたAが喘ぐように唇を開くから
もうそれが可愛くて。
それにこんなに濡れたここに挿れたらきっと気持ちいいだろうなって我慢できない俺もいるから。
「だめ、臣だめ…っ」
「んー…指だけ。ね？」
そう言って、ゆっくりとAの中に埋めていく。
「んん…っく」
「やべぇ、指だけなのに俺もすげぇ気持ちいい」
くちゅりとえろい音がして、俺の指にAが絡みついてくる。
すげぇ挿れてぇ…。
さすがにここで最後まではしねーけど
痛いほど自分が熱を持っているのがわかる。
「臣…おみ…っ」
甘い声で俺を呼ぶから。
少し指で遊んでやると、カワイイ声を零しながら背中を反らせた。
「あー…さすがにこれでいくのはナシね」
Aのそれが近い事を察して。
そっと指を引き抜いた。
「あ、やぁ…っ」
「そんなにカワイイ顔しても、指じゃだめ。俺で気持ちよくなって欲しいから。
だから夜までお預け。ね？」
指先に絡みついたそれをペロリと舐め上げて。
「トレーニング始まるから行こーぜ」
真っ赤に火照ったAを無理矢理現実に引き戻した。
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作者名：Rui
| 作成日時：2017年2月18日 0時
