[doll]⑥登坂広臣 (ページ37)

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広臣side ページ37

※

背中に回された腕に力が入って。

胸に押し付けられていた顔がさらに押し付けられて…。

「…寂しかった…」

って、泣きそうな声だし。

「ちょっと離れて？」

そう言っても。

「やだ」

余計にしがみついてくる。

「離れねーとキスできねーし」

そう言って無理矢理引き剥がすと、一瞬見えたAの目元が赤くて。

泣きそうになっててカワイイって。

思いながらキスをした。

世の中に長い時間会えないカップルなんて山ほどいるんだろうけど

俺にとって一週間は死ぬほど長かった。

その時間を埋めるように深くキスを繰り返し、舌を絡め呼吸すら奪っていく。

「臣…っ」

小さく俺の名を呼びながら、必死になって俺についてくるAを強引に食べたい衝動…。

腰を抱いていた右手がスルスルと降りていき…スカートの裾をたくし上げた…。

「や…だめだ、よ…ここじゃ」

必死に抵抗するAをまたキスで黙らせて。

露わになる太ももを撫でつける。

ピッと小さな音を立てて破ったストッキングの隙間から指を滑り込ませ下着の上から核心をそっと撫でた…。

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