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広臣side ページ33
※
いつの間にかAの隣にはアオイさんがいて。
食事を手にしたAからトレイを受け取ると、あの指定席へ連れていかれてしまう。
「なんなんだよ、たく。帰ってきた途端これかよ！」
テーブルに突っ伏す俺に、隆二が一言。
「人気者を彼女にすると大変だね」
すげー最もな事を言われた。
「あーくそ…っムラムラする！！」
「え？そこってイライラするって言うのが普通じゃねーの？」
隆二の突っ込みに返事を返すのも億劫で。
でも実際限界なのは間違いないから敢えて言い直しはしないけど
当然イライラもある。
チラッと視線を送ったメンバーさんの席では、何やら書類を広げて全員で難しい顔をしてるからたぶん仕事の話。
さすがにこれは邪魔できないから何もしないけど
いい加減
俺の事見て欲しい。
帰ってきてから一度も俺を見てないA。
普通会いたかったんなら、一番に俺の事探さない？
なに最初にご飯見てるわけ？
米に会いたかった？日本人だし？
そう思うとやっぱり俺に会いたいとか思ってないのかなーって
余計どん底に落ちるような気分だ。
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作者名：Rui
| 作成日時：2017年2月18日 0時
