[doll]⑥登坂広臣 (ページ24)

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広臣side ページ24

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体育館に俺達が入ってすぐにAも合流する。

俺達なんてめっちゃ睨まれたのに(当然だけど)、Aはなんでか"やっと来てくれた♡"みたいなウェルカム状態。

くそー、差別だ…。

自分を棚に上げて悪態をつきながら、トレーニングを始めるけれど

合流した時間が昼に近かったから、あっという間に昼休憩だ。

昼飯食って

午後はちっと気合いれて頑張って。

今日はさっさと寝よう…。

頭の中で今後の自分スケジュールを組み立てて、食堂で昼飯を食った。

なんか自分の事じゃない所でも頭を悩ませねーといけねーから正直シンドイわ。

余計な事考えてねーで、Aといちゃいちゃしてたいんだけ…ど…って、

あれ？俺、Aといちゃいちゃしてなくねぇ？

ピタッと箸が止まる。

日数にしたらたった数日間の事なんだろうけどさ

好きなヤツと付き合ったばっかなんてそりゃ考える事っつったらあれでしょ？

一番ラブラブできる時期じゃん、今。

なのに、なんでラブラブしてねーの？俺達。

その重大事実に気が付くと、無性に意欲が掻き立てられるわけで。

つーか、欲求不満が爆発しそうにもなるわけで。

え？なに？この前一晩に二回もしたから神様イジワルしてんの？

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