[Mittlere Kraft] 登坂広臣 �� ページ6
･
まさかオバケなんて出る事はないだろうけど、ちょっぴり怖かったから現れたのが登坂さんで安心した。
だけど登坂さんは急に険しい顔をして私を睨みつけてて。
「俺"なんか"で悪かったな」
吐き捨てるように言われた言葉に慌てて謝罪するけれど、私を見ていた視線を持ち込んだであろう書類の束に落とし明らかに苛立った様子で、少しよれた紙に乱暴に何かを書きなぐっていた。
……怒らせちゃった…。
私の言い方が悪かったんだけど、悪気があったわけじゃないの。
苦しい沈黙を感じながらも、妙な緊張感からこの場から動けずにいた。
「ここで誰かと待ち合わせでもしてんの？」
「え……？」
静かな空間に一際際立つ登坂さんの声。
苛立ちを前面に押し出した声で、どうしてそうなるの？というような質問を投げかけられて私は間抜けな声が飛び出した。
誰かと待ち合わせ…って…一体どういう事？
そもそも待ち合わせって…誰と？なんの為に……？
登坂さんの言っている意味が分からなくて、キョトンとしたまま登坂さんを見やれば
大きな溜息を吐きながら私の方へと歩み寄ってくる。
その姿が、苦しそうでもあり…機嫌が悪そうでもあり…複雑な表情をしていた…。
･
[Mittlere Kraft] 登坂広臣 �あ�←[Mittlere Kraft] 登坂広臣 ��
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1391人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kota(プロフ) - 嬉しいです。(*≧∀≦) (2021年1月25日 2時) (
レス) id: 8448788f30 (このIDを非表示/違反報告)
kota(プロフ) - 毎回楽しく読ませて頂いてます(*≧∀≦)そろそろ隆二もお願いしたいです。 (2021年1月24日 22時) (レス) id: 8448788f30 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Rui
| 作成日時：2021年1月24日 21時
