[christmas]�� ページ41
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Aside
やさぐれた心を持ちながら、今日の仕事を終えてサービス残業までして退勤。
仕事柄身についた人畜無害な笑顔を消し去って大きくため息を吐き出した。
｢あーあ、なんだかなー｣
会社を出たところで無意識に呟いたやたらデカい独り言に笑った男の人の声。
慌てて振り返ると、同じ部署の先輩が立っていた。
｢なに今の。すげぇでっかい独り言じゃん｣
｢聞かないでくださいよ、私の独り言｣
｢なにそれ｣
タイトなスーツのネクタイを緩めながら私の側まで来た先輩はほんの少し香水の香り。
嗅ぎなれないそれになんとなくソワソワする。
｢てか、クリスマスなのにぼっち？
彼氏いないの？｣
今一番言われたくない言葉ナンバーワンをぶっ込んでくる辺りなんて空気読めないんでしょうかね、先輩。
てか、クリスマスに残業してる時点でわかるでしょ、で貴方もぼっちでしょーが。
だからその言葉、そっくりそのままお返ししますよ、先輩。
｢先輩こそ、ぼっちですよね？｣
｢痛いとこ突かれたわー｣
おどけてみせるみたいに笑った先輩は、そのままポンって私の頭に手を置いた。
彼とは違う大きな手がゆっくり髪を撫でている。
｢ちょっと一杯付き合ってよ。
寂しいもん同士、てか寂しい俺を慰めて｣
そう言って私の返事も聞かずに歩き出した。
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kota(プロフ) - 嬉しいです。(*≧∀≦) (2021年1月25日 2時) (
レス) id: 8448788f30 (このIDを非表示/違反報告)
kota(プロフ) - 毎回楽しく読ませて頂いてます(*≧∀≦)そろそろ隆二もお願いしたいです。 (2021年1月24日 22時) (レス) id: 8448788f30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rui
| 作成日時：2021年1月24日 21時
