[Unschuldiges Paar] 川村壱馬 �� ページ29
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A side
「どーぞ」
初めて訪れた川村さんの家……インターフォンを押してすぐ開かれる扉。
そしてすぐ川村さんが長い腕を伸ばし私を捕まえる。
ほんの少しだけ強い力で引き寄せられて、私は初めて川村さんのお家に脚を踏み入れた…。
「某先輩方に邪魔せされて遅くなるんじゃないかと思っていたけど、そうじゃなかったみたいで良かった」
"お邪魔します"と緊張気味な私に対し川村さんはすごく機嫌がよくて。
セットされてないラフな髪を揺らしながら家の中なのに私の手を繋ぐとリビングへと通してくれた。
「その某先輩方から伝言がありまして…」
勧められたソファに座り、キッチンに消えていく彼に伝えられた言葉をそのまんま口にする。
「"抜かず二発はぶっ殺す"だそうです」
某先輩方が言っていた言葉通り一語一句違わず伝えるとキッチンで盛大にグラスの割れる音がする。
その後しばらくの沈黙…。
「……ちょっと待った。
それ、どういう意味かわかってる？」
「……どんな意味なんですか？」
某先輩方にも聞いたけど誰も答えてくれなかったっけ、なんて思いながら川村さんにも聞いてみるけれど同じように教えてはくれなくって。
「いや、これは知らなくていいよ」
そう言った後、小さな声で"先輩め……"と言う川村さんにいい意味の言葉ではないんだなと思った私はその話題にはもう触れないことにした。
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kota(プロフ) - 嬉しいです。(*≧∀≦) (2021年1月25日 2時) (
レス) id: 8448788f30 (このIDを非表示/違反報告)
kota(プロフ) - 毎回楽しく読ませて頂いてます(*≧∀≦)そろそろ隆二もお願いしたいです。 (2021年1月24日 22時) (レス) id: 8448788f30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rui
| 作成日時：2021年1月24日 21時
