[Impulsivität] 登坂広臣vs岩田剛典�� ページ22
･
「俺のAにちょっかい出すなら、いくら岩田でも許さねぇ」
年上年下関係なく誰にでも礼儀はわきまえている臣だけど、声色には明らかな怒気が含まれていた。
そんな声にドキドキと緊張するのは私だけで、岩田さんはあくまで冷静に答えている。
「だったら、もう少しAちゃんを自由にさせてあげたらどうですか？心配だからって朝から晩まで籠の中に閉じ込めてちゃ息がつまっちゃいますよ」
そんな風に言う岩田さんに、臣は顔色一つ変えない。
むしろ、当たり前だという表情をしている。
「A俺のもんだから。どこにも出すつもりはねぇよ」
言いながら私を腕の中に閉じ込めた臣。
そのまま岩田さんの目の前で見せ付けるように唇を重ねてくる。
あっという間に口内へ臣の舌先が侵入してきて、舌先を捕らえられた。
「お前はもう二度と俺の許から外に出さねぇ…。Aの世界には俺だけでじゅうぶん」
拒否を許さないような強い言葉。
狂気のようなそれなのに、不思議と嫌じゃない……それどころか臣の籠に閉じ込められるならそれでいい、
楽しい外の世界よりも、私も世界が臣だけになるならそれは私の幸せだって思う。
見せ付けるように深く重なる唇と、絡み合う舌先に夢中になりながら声にならない声で頷いた。
fin
[Impulsivität]→衝動性
･
[Egoistisches Bild] 白濱亜嵐 �、�←[Impulsivität] 登坂広臣vs岩田剛典��
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1391人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kota(プロフ) - 嬉しいです。(*≧∀≦) (2021年1月25日 2時) (
レス) id: 8448788f30 (このIDを非表示/違反報告)
kota(プロフ) - 毎回楽しく読ませて頂いてます(*≧∀≦)そろそろ隆二もお願いしたいです。 (2021年1月24日 22時) (レス) id: 8448788f30 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Rui
| 作成日時：2021年1月24日 21時
