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｢ミッキーの耳つけよな。
あと、シンデレラ城の前で写真撮ろうな｣
オンラインでチケット買いながら言う僕に、”なんで買うの！？”って怒り出したA。
僕の手掴んで画面凝視。
その中には購入完了の文字とスマホでチケット表示できる案内。
｢え？行きたかったんちゃうの？｣
何事やってびっくりする僕と、”私が買います”ってそういう意味で怒っとるA。
｢なんで何でもかんでも買っちゃうの！
さっきの水着も買ってもらったのに！｣
｢別にええで。
そんな甲斐性もない男ちゃうで、僕｣
一応今年も紅白出るし……。
ディズニーランドのチケットぐらい買うたるけど。
｢払ってもらってばっかりは嫌｣
｢分かった、ごめんな？
ほな、次からはちゃんと話し合おうな｣
へそ曲げちゃうAが可愛くて口元が緩むのを必死に我慢しながら、そう提案した。
けど、なかなか期限は直らない。
まあそない簡単に機嫌なんてもんは直るもんちゃうけどな。
｢龍友は私の事子供扱いしてる｣
あー、そういう風に捉えてたかってようやく理解。
まーっったくそんなつもりあらへんし、子供相手に欲 情してりせぇへんし。
ただ女の子に負担させるのはあんま好きやないだけで、それ以外の意味なかったんやけど、Aは嫌やったんやね。
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作者名：Rui
| 作成日時：2021年1月5日 23時
