【氷と炎】⑰数原龍友 (ページ21)

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｢もう寝よか｣

シャワーは明日の朝浴びることにして、寝ることを提案。

ベッドルームに行こうと誘うと、細い腕を僕の首んとこ巻き付けてきて”抱っこで運んで”やて。

なにもー可愛い死んじゃう僕。

体の上にAを乗せたまま起き上がって、僕に抱きついたままのAの背中をポンポン撫でた。

｢最近甘えん坊やな｣

膝の上にまたがる形のAが小さな子供みたいやわ。

ぎゅって更にしがみついてくるからたまらん。

｢はいよ、横向いて｣

膝の上に横向きにさせて、立ち上がる時に抱き上げた。

｢相変わらず軽いなー。

もっとメシを食え｣

ベッドルームなんですぐそこで、抱っこも短い時間。

物足りひんのかな？

ベッドの上に下ろしても全然離れる様子がなかった。

｢よしよし｣

少なからず僕の予想ではフラッシュバックみたくなってるわけやし、ちょっと落ち着かんのかもな、自分の中が。

気が済むまで甘えさせとこうって、一緒にベッドの上に横になる。

頬杖ついて、しがみついとるAの背中を撫でて

そろそろ寝落ちするかな？って時に僕のスマホが鳴った。

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