【氷と炎】⑰数原龍友 (ページ17)

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ていうか。

帰ってきて早々なんちゅー会話してんねん、僕は。

ほんでなんか不安定やなAが。

僕が”飽きないよ”って事を伝えるとホッとしたような顔になるけど……あー……でもなんか気になるわ。

リビングのソファーに座ってテレビをつける。

アクセサリー外したり、部屋着に着替えたりしとるAをこっそり見ながらさっきタクシーの中で何度も吹いたお茶を飲んだ。

なんやろ、気のせいやったかな？

気になりつつもAが自分の事に集中しとるから、ゴロンってソファーに寝転んでスマホをいじる。

何件かLINEやら着信やらあって、それらに返事を返しとると体の上に小さな重み。

僕の上に乗っかって、胸んとこに顔くっつけとるAが甘えてきとるけど、とりあえず大事な連絡にだけは返事を返してしまおうとスマホに集中。

空いてる手でサラサラの髪を撫でた。

｢ちょっと待ってな～

仕事の連絡だけ返してまうから｣

指の甲でほっぺをくすぐったり、頭撫でたり、片手間やけどAに構ってやると体にしがみついてくる感触がした。

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