今日:35 hit、昨日:1 hit、合計:42,872 hit
小｜中｜大
815 ページ15
◇
｢なんや、どうした、何があったんや｣
落ち着け自分、A本人は真面目に話してるでこれ。
おちょくっとるわけでもなんでもなく、本気で純粋に話しとる。
けど話を聞いてた運転手さんも挙動不審やわ。
｢酔ってんのか？どうしてん、急になんの話しや、お茶飲んどき？｣
あかん、動揺が隠せぇへん。
とりあえずまたお茶を勧めるけど断られて、また僕が飲んでおく。
せやのに、お茶飲んだ途端Aチャンてば第二波ぶっ込んできた。
｢オクチに出してもいいよ？｣
ボッフゥッて、もう何が何だかわからんもん出たわ。
ごめん、運転手さん、お茶吹きまくってほんまごめん。
｢わかった、落ち着けA｣
まあAはさっきから落ち着いてるけども。
焦っとるのは僕の方やけども。
｢とりあえず、帰ってから話そうか。
な？運転手さんもびっくりやで｣
僕も心底びっくりやけども、ホンマに何があったんや、今日という1日で。
ドラマの打ち合わせちゃうかったん？
なにやってたん？A……。
とにかくホテルに着くまでこの話は一旦終わりにして。
タクシー降りてホテルのエレベーター乗って
部屋の中に入って扉閉めてから。
｢どうした、何があったんや！｣
Aのほっぺを両手で包んで問いただした。
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Rui
| 作成日時：2021年1月5日 23時
