ジンクス 6 ページ7
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北くんside
「「「あざっしたーーーー」」」
練習を終えた体育館を後に部室へ向かう。
今日は点検が入るとかで居残り練習ができない。
部室で帰り支度をしていると、話題はやはり文化祭に
アラン「7組何するんや?」
大耳「今川焼きやで」
赤木「チョイスしっぶ」
北「まぁ美味いけどな」
大耳「信介は湯本とまわるんよな?」
北「...約束はしてへんけど」
大耳「そうなん?シフト一緒にしとったからてっきり一緒にまわるんやと」
赤木「ほー、あの信介が女子と...」
北「なんや」
アラン「確か湯本地味に人気あるよな。美人やし、分け隔てなく優しいし」
....おもしろくない....
眉間にシワが寄っていくのがわかる
侑「北さんそういうんは早く誘っとかんと!!!」
アラン「おわ!? 侑うっさいわ!てかまだおったんかいな!」
普段なら「うるさいで」と一蹴したであろう侑の声も、さっきの男子に人気があるという情報を聞いてしまった以上、素直に受け入れることにした
北「せやな....明日誘うわ」
侑「いやいやそこはLINEで今日、誘いましょ!LINEで他の人に先約奪われたら悔しないですか?」
女慣れというか、恋愛面には詳しい侑の言うことには確かに一理ある
北「せやな。ありがとうな侑」
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後ろで「北さんが侑にありがとうって...!?」「おい侑戻ってこい!!」などと騒いでいるが、俺はどうやって湯本を誘うか考えていた。
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作者名:Ruu | 作成日時:2020年4月18日 21時