侑のバカ【宮侑】

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侑「Aがそんな事するわけないやろが！！」


へ.....


侑、信じてくれるの....?




涙が溢れそうだった



女子「っで、でも！私転んだんよ！？」

侑「お前ほんまに押されたんか？」

女子「お、押されたわよ！」

侑「ほー、ほなみんなに聞いてみるか」



パッと教室に向かい

侑「誰かこいつがAに押されたんみたか」


誰も何も言わない

そりゃそうだ、押してないもの




侑「誰も何も見てへんやないか」

女子「で、でも...!」

侑「あ"？喧しいわ....」

ギロりとその女子を睨んだ後、また教室に向かって



侑「お前らもお前らや、見てもないもんを揃って騒いでんとちゃうぞ！！」








'







'







「い、伊崎は押してへん。そいつが勝手に転んだん、見た」「私も、自分で転んだの見てて...」




女子「なっ！！？ち、ちが」

侑「あ"？何が違うんや」



威圧たっぷりの目線でその女子を見下ろす


女子「ひっ」


侑「とっとと失せろや、この喧し豚」




女子「っな、なによ...!」




その子と取り巻きの子は走って逃げていった




『あつむ、あり、い"』


喋ろうとすると首の部分が痛む

冷静になって初めて気がついた




侑「！！大丈夫か、ここ血ぃ滲んどる！」

『え、あ...』




もしかしたらさっき胸倉を掴まれた時に引っかかれたのだろうか


『だいじょ、っ』

侑の顔を見上げた時、その表情に言葉が詰まった



侑「っ、保健室行くで」









・









なんて辛そうな顔してるの...

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