輝き続ける七色の虹

22 ページ22

A｢もう泣いてるやん。｣









先生｢はい、Aさん赤ちゃん。｣






赤ちゃんはものすごく小さくて、一生懸命生きていた。






A｢ちっちゃい。なあ？文ちゃん。｣








母親になるってすごい事なんやな。






文一｢ぎゅってしたら潰れそうやな。｣







A｢ふふふ。やめてよ。この子がいなくなったら、うちは一人ぼっちになってまう。｣






先生｢Aさん、病室移動するけど、立てる？｣






A｢ムリです。｣






先生｢車椅子用意したから。｣







A｢はい、その前に飲み物買っていいですか？喉かわいちゃって｣






先生｢全然、いいよ。部屋は730ね。｣







文一｢名前は決めたん？｣







A｢うん。志温。

志を持って誰にでも温かい人に育って欲しいから。｣









文一｢ええ名前やな。｣

23→←21

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す