検索窓
今日:11 hit、昨日:12 hit、合計:303,469 hit

ページ31

ご飯屋さんに来ても、料理を頼んでも、いのちゃんの口から出るのは雄也ばっか。



「たかきさぁ〜、お酒飲んでさぁ〜、ばかなことしちゃって〜!」


お酒を飲みすぎてでろんでろんになったいのちゃんの頭の中は、一緒にいる僕じゃなくて雄也に支配されちゃってるみたい。


「いのちゃん、」


もうそろそろ終電が近いし、料理もちょうど平らげたし。
帰ろうと言おうとすると、いのちゃんは、お酒のせいで目尻の赤い顔をこっちに向けてへらりと笑った。


「ちねんはか〜わいいねぇ〜!
かわいいこだーいすき!」


可愛い顔で、笑うもんだから。


「……僕は、いのちゃんに、かっこいいから好きって言ってほしいんだけどな。」

「ほぇ?」

「あーもう……だから……ひとりの男として、僕のこと、見て。」


頬に手を添えて、顔をこっちに向ける。
うるうるとした赤い目尻に唇を落として、それから僕は、いとしい人の唇を奪った。


日付が変わって少し時間が過ぎてしまった。
深夜、騒がしい居酒屋も人が少なくなって。


「終電なくなったけど、どうする?」


赤く色づいた頬を、あなたを、まさか僕が離すわけがないじゃない。



(うちにおいでよ、どういう意味が分かるでしょ?)

***

Song→Come On A My House
Written→酢雨

Light shining future(cnym)→←つまんでおとして (cnin)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (308 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
892人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆかいな腐女子たち x他1人 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/ke_i_817  
作成日時:2017年8月6日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。