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side:you
__気分上がんな〜い!
…誰か、目の前の景色は嘘だと言って欲しい。
広いフロアを'彼'を探して歩いていたら、鼓膜を劈いたよく知った声。
奥まった、辺りからは死角になっているソファ席に足を運ぶと、私の目的はあっさりと達成されてしまった。
香水とシャンパンの海に女をはべらすその男。
A「じゅ、り…」
ここにいる事は分かっていたはずなのに。
いざ現実を目の前にすると耐えられない何かが襲い掛かる。
A「っ、…」
その'現実'とやらが涙という形あるものを成した時、変装のために着けているカラーコンタクトが外れて床に落ちた。
焦り、すぐさま拾い上げて目の前のWCと表記された扉に駆け込む。
…一瞬、樹がこちらを向いた事に気付かない振りをして。
__バタンッ
扉を閉めると、自らの心音が大きく響く。
ハイヒールにタイトなワンピースを身につけているにも関わらず、その場にへたれ込む。
落ち着け、体勢を立て直さないと…
焦れば焦るほど頭が白くぼやけてくる。
いよいよ立ち上がれないか、と思った瞬間だった。
「…大丈夫か？」
目の前に差し出された大きな手。
手首から腕、そして顔へと視線を沿わせるとこれまた知った顔だった。
北斗「ほら、立てよ」
SixTONESの参謀、松村北斗。
…そうだ。
こんな所でへばっている訳にはいかない。
私はひとつ大きく息を吸って、目の前の手を取った。
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七星のあ - あおさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます☺︎ご期待に添えるように頑張ります。 (2022年11月29日 23時) (
レス) id: 0371497e5e (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - モチーフになった曲も大好きなので、こういう作品読みたいと思ってました！！見つけられて良かったです☺️☺️楽しみにしてます。 (2022年11月28日 0時) (レス) id: 0c466d2450 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七星のあ | 作成日時：2020年7月10日 8時
