陸拾玖 ページ46
指を折るということを止めることは出来ても、妓夫太郎が炭治郎に罵詈雑言を浴びせることは止められない。
何故なら、それを止めてしまえば、少し大きく運命が変わってしまう。
何が起ころうと、対処はしたい。
なら、極力運命を変えない方がいい。
ガリッ
炭治郎が遊女の香り袋を引っ掻いた。
「ひひひひっ！！！そうかそうか土壇場で心が折れたか！みっともねぇなあ本当にみっともねえ！！
みっともねぇが俺は嫌いじゃねえ。俺は惨めでみっともなくて汚いものが好きだからなあ。
お前のその汚い傷！！いいなあ。愛着が湧くなああ。
そうだ。お前も鬼になったらどうだ！！妹のためにも！！
そうだそうだ。それがいい。鬼になったら助けてやるよ。仲間だからなあ。そうじゃなきゃ妹もぶち殺すぞ。他人の妹なんか心底どうでもいいからなあ。」
「やだお兄ちゃんやめてよアタシ絶対嫌だからね！！」
「鬼になれば一瞬で強くなれるぜ。不自由な肉体とはおさらばだ。なああなああどうする？」
バッ
炭治郎が顔を上げた。
「悔しいんだなあ自分の弱さが。人は嘆く時天を仰ぐんだぜ。涙が溢れねえようになああ。」
「俺は…俺は……準備してたんだ」
言うと同時に炭治郎が妓夫太郎に思いっきり頭突きする。
ゴッ
「お兄ちゃん何してるの！早く立って！！」
炭治郎は頭突きをしたときに、雛鶴さんからもらったクナイを妓夫太郎に刺した。
これにより、妓夫太郎にスキが出来る。
ドン
炭治郎が妓夫太郎の頸に刃をあてる。
「おおおおああああああ！！！」
「お兄ちゃん！！」
その境遇はいつだってひとつ違えばいつか自分自身がそうなっていたかもしれない状況。
そんな紙一重の状況を私達はいつもくぐり抜けている。
「ちょっと嘘でしょ！！そんな奴に頸斬られないでよ！！」
堕姫が炭治郎に攻撃をしようとする。
ド ギャギャギャ
しかし、善逸が瓦礫から抜け出し、帯を止める。
“雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃 神速”
ギャギャギャギャギャギャ
瓦を削って堕姫の頸に善逸の刃が届く。
「ぬうううああああ！！」
妓夫太郎の頸は硬く、なかなか斬れない。
メキ
そんななか、妓夫太郎が毒から回復し、飛び血鎌で炭治郎を攻撃する。
ガキュイン
頸を斬りかけていた炭治郎の刃は、押し戻されてしまった。
だが炭治郎は諦めまいと、必死にくらいつく。
が、妓夫太郎の持つ鎌にあたりそうになっていた。
＊＊＊＊＊
今の作者の心境。
文字数○ね
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水城舞梨亜(プロフ) - 柊りあさん» アアアアアアアアア！ごめんなさーい！すぐに直します！御指摘ありがとうございます！！ (2019年12月20日 19時) (
レス) id: 0e4689ecab (このIDを非表示/違反報告)
柊りあ(プロフ) - 時透くんの漢字が遠になってます。。。 (2019年12月20日 7時) (レス) id: 800dee632c (このIDを非表示/違反報告)
水城舞梨亜(プロフ) - はい、勿論です！お互い頑張りましょう！！！ (2019年12月19日 20時) (レス) id: 0e4689ecab (このIDを非表示/違反報告)
柊りあ(プロフ) - 水城舞梨亜さん» ありがとうございました！これからもお互い頑張りましょうね！ (2019年12月19日 19時) (レス) id: 800dee632c (このIDを非表示/違反報告)
水城舞梨亜(プロフ) - ありがとうございます！こちらも紹介させていただきました！ (2019年12月19日 18時) (レス) id: 0e4689ecab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水城舞梨亜 | 作成日時：2019年12月2日 1時
